フィンランド外国人起業手続き(査証、会社登記)

By | 2014/05/01

日本の手続きを紹介したので、今度は筆者が今年の夏に留学しに行き、もしかしたらそのまま創業してしまうかもしれないため、フィンランドの手続きを調べてみた。

まず起業ビザ(Self-employment)の申請に関しては7ページに及ぶ申請書を書く必要がある。

もちろん、最も重要なのはやる予定したビジネスの計画と内容だ。

ただ、日本と違うのは、会社をまだ登記していなくても理由を書けば申請することができる。つまり、よりフレキシブルなんだ。

もう一つ日本と違うのは、オンライン申請ができる。

つまり、日本みたいに外国人が入国管理局に行って何時間も並ぶ必要がないってことだ。

オンライン申請の場合、申請料金が540ユーロから450ユーロに軽減される。1ユーロ=145円で計算すると、約65,000円だ。日本の12倍の料金だ。断然高い!

会社の登記に関してホームページに詳細な内容がある且つ英語の情報パッケージがある。全ての申請フォームと費用などが記載されている。

やさしいね。。。

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ちなみに、会社設立の費用は380ユーロだ。5万5千円くらい。この部分は断然日本より安い。

なので、ビザと会社設立の費用合計で見ると、日本は25万くらいで、フィンランドは13万くらい(雑費入り)でフィンランドのほうが安い。

会社登記に必要な最低資本金に関し、日本での会社設立は通常最低資本金1円でも設立できる(日本人と永住権や日本人の配偶者などの身分を持つ外国人)が、外国人は最低資本金500万円が必要(もしくは常勤職員2名以上を雇う)。フィンランドでは、フィンランド人、外国人など国籍にかかわらず一律2,500ユーロ(362,500円、euro=145yen)の最低資本金が必要。この部分も外国人にとってフィンランドのほうが優しいと言えるかもしれない。

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ちなみに、日本は原則2重国籍を許さないが、フィンランドは容認している。(日本の国籍取得(帰化)したら、母国の国籍を放棄する必要があるが、フィンランド国籍を取得しても母国の国籍を放棄する必要がない)

日本の永住権を取得には10年の連続在住が必要だが、取得後に1年以上海外にいるとキャンセルされるとの規定があり、永住の意味が薄いと感じるよね。。。

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