フィンランド留学生受け入れへの心遣い(1)

By | 2014/08/26

日本で最も有名な大学の一つに留学してきた私にとってフィンランドへの留学の準備は実に非常に印象的だった。

日本に来る前に日本の大学と唯一の接点は大学院にいる受け入れてくれる教授だけだった。当然、教授は私の住むところ、到着日に迎えに来てくれるなんてやらないし、彼にもそんな時間がない。大学からその代わりの対応者又はサポートもいない。

なので、言葉(日本語)が通じるかどうかにかかわらず、自分で事前に留学生の先輩を見つけて面倒を見てもらうようにお願いしておいたり、自分で賃貸探しの間に泊まる宿を取って大きいな荷物を空港から運んで、自分で家探しに不動産屋さんと交渉したり、住民登録の手続き、銀行口座開設の手続き、健康保険の手続き、学校の授業の登録手続きなどをネットで調べて試行錯誤したりしなければいけない。

もちろん、「留学」を選んだ時点、既に自分で全てを対応することが留学生の生き残る最低限の能力と言っても過言ではないし、この試行錯誤こそ留学の醍醐味とも言えるかもしれない。

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でも、留学生が入国した日から1週間の間だけでも手伝ってもらえる人がいれば、もっとスムーズに新しい環境に溶け込めるだろう。

フィンランドの他の大学は知らないが、私の行くユヴァスキュラ大学はいくつか有用な資料と制度がある。

それは「事前の情報提供」と「チューター制度」だ。

まずは、事前の情報だ。

合格通知の一枚の文書と合わせてInternational Student Guideとユヴァスキュラ都市概要の小冊子と、留学ビザ申請手順書、クイックガイド、町の地図、キャンパスの地図などの書類が送られてきた。

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まず一枚のクイックガイドを見れば、やる必要がある事項の一覧が書かれてあり、まずこれらをやれば問題ない。重要事項をやり漏らすリスクも避けれる。

それは事前に学生寮をネットで予約することであったり、留学ビザを申請するに必要な書類であったり、フィンランド語の夏季短期コースの事前申し込みであったりなどであった。

そして、63ページに渡るInternational Student Guide小冊子は必要且つ最小限の情報を効率よく留学生に理解してもらえるものだった。大学の概要、重要な日付(登録、オリエンテーションなど)が書かれてある。大学で勉強することからこの町で生活すること、フィンランド人の性格まで紹介されている。実に内容豊富で非常に有用な情報が詰まっている一冊だった。

続く。

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