前回の記事からすでに3年が経ち、3年2ヶ月も過ぎた。
同じ時間でフィンランドの会社に就職してからも3年2ヶ月が過ぎた。
結論から言うと、就職した会社を辞め、2025年3月15日から再びフールタイムで起業・自営業の道に戻る。
キャリアチェンジのきっかけ
安定した仕事をやめ、再び海に自分を放り投げるように起業・自営業に戻るにはいくつかもの理由がある。
一つ目はフィンランド市民権の取得。
フィンランドの市民権を2023年の年末に取得できた。
これはフィンランドでの生活が大幅に安定することを意味している。
つまり、仕事辞めてもいいし、違法なことをしない限り、無制限にフィンランドにいられるのだ。
フィンランドから強制出国の通告を受ける可能性がなくなることだ。
二つ目は現在の仕事に明るい未来が見込めない。
就職した会社自体は非常に安定しているし、会社自体も利益を出している。
この仕事をやめない限り、定年まではいられそうだ。
しかし、今の会社にいる時分には明るい未来が待っているとはどうしても感じられない。
自分のスキルと能力は30%ほどしか使われていない。
昇進や昇給の可能性も見れない。
自分がこの環境に合うとも感じない。
主観的な見方から言うと、ここは農場だ。
周りの人々は羊だ。
会社の言うことをやって無難に過ごせば毎日淡々と過ごしていける。
餌は与えられるし、明日死ぬことも心配することもない。
しかし、私は狼だ。
羊は嫌いじゃないけど、一緒に毎日餌を食って過ごしていくにはどうしても満足できない。
三つ目は、俺の人生はこのままで後悔しないのか?という質問に対する答えだ。
このような環境とこのような状況であれば、どうしても後悔するだろう。
明日や来月や来年に死ぬ自分がいるとしたら、100%後悔すると思う。
だったら、答えややることは明確である。
四つ目は今回仕事をやめるきっかけだ。
私は価値の低い人間と評価されている。
今年の年初にあるきっかけで自分の給料は同僚に比べて呆れるほど低いことがわかった。
会社に交渉した結果、何一ついい結果が得られなかった。
そこまで自分の価値が低いと評価されたら、この仕事を無理して続ける意味もない。
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勤めと自営業の違いを再確認。自信をもって
一つの人生の中で2回勤めの道に入り、2回自営業の道に切り替える人は恐らくそれほど多くないだろう。
地球には80億人もいるので、絶対数が多いかもしれないが、割合で考えると、おそらく1%もいないかもしれない。
自分には2回の就職と1回の起業・自営業を経験した。
今からは2回目の起業・自営業を始める。
経験があった分、何が自分を待っているかはよくわかる。
そのため、自分にとってこの準備もしやすいんだ。
心理的な面からいると、就職と起業の最も大きいな違いは「安定性と惰性」対「不確実性と未知・機会」だ。
就職している時は、毎日会社に行き、大体決まった内容の仕事をやっていれば、毎月給料が支払われる。
120%の力や情熱を出しても、50%の力や情熱を出しても、結果は基本的に同じ。
好きでも嫌いでも月曜日の朝に会社に行けば、一週間は回っていく。
一週間も一か月間も一年間もすべて回っていく。
時間は一瞬に過ぎていく。
別に好きでやってるわけでないけど、このままやっていけないわけでもない。
何かしらやってれば日々は過ごしていける。
これが安定性と惰性だ。
起業と自営業はその反対側にある。
今日何をやりたい。明日何をやりたい。今月内にどこまで達成したい。3ヶ月後は何を目指したい。
全て自分で決めるんだ。
決めてもいい。決めなくてもいい。
決めていればどんなことをやらないといけない。どんな結果が期待できるか。
決めていなければ、毎日はどうなる。どんな結果が期待できるか。
これらはすべて自分にしか知らないし、自分しかできない。
嫌だったら、月曜の朝は寝てもいいし、散歩に行ってもいい。
好きだったら、日曜に仕事やってもいいし、寝なくてもいい。
そして、自分の仕事に使った時間、エネルギー、情熱はすべて自分のため。
他人の会社のためでもなければ、他人のビジネスのためでもない。
会社勤めも起業・自営業も2回もやれば、不安は減るし、何を期待すべきかもわかってくる。
人生は一回しかない。
やりたいことをやらなければ。
感謝の気持ちは変わらず
今の勤めの会社は辞めるが、感謝の気持ちは変わらない。
フィンランドの市民権が得られたことに感謝。
フィンランドで安定して過ごしていけることに感謝。
現在健康に問題ないことに感謝。
今日の膝と腰がまだ健常で、バドミントンができることに感謝。
いい友達が傍にいることに感謝。
今日も普通に寝ることができてご飯を食べれることに感謝。
起業・自営業の道に戻ってからも同じだが、感謝の気持ちを忘れずに日々過ごしていくことだ。