他国への感情と人生のチャンス

By | 2015/01/25

数日前のあるマイナス20度放課後の夜に自転車を押しながら帰りの登り道を歩いていたらふっと思いついた考え方だ。

自分の母国に深い感情を持ち、愛を感じるのは珍しいことではない。特に大変なことでもなければ、基本的に人は自分の出身国を嫌いにならないだろう。

でも、他国にはどうだろう?他国を好きになれるだろうか?

人によってその国のものや文化を好きになることがあるかもしれない。その国の環境が好きかもしれない。

私が日本(8年間)と今フィンランド(半年)住んできて少しわかってきた人生(ビジネス)のチャンスに関係することがある。

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それは、その国を好きになれない限り、その国で人生の(ビジネス)チャンスを見つけ、楽しく仕事と生活をするのはほぼ不可能なのではないかということだ。

日本もフィンランドも台湾と大きく違う。

日本の長く保存され、大きく発展されてきた伝統文化に神社、和服、浴衣、抹茶、刺身、温泉などがあり、私は大好きだ。日本の近年発展されてきた現代文化に秋葉原のメイド、原宿の異様な雰囲気、テレビのドラマなどがあり、私も大好きだ。人に思いやりをし、迷惑をかけない文化も深く身に染みている(と勝手に思う)。

もちろん、嫌いなところもある。理不尽なこだわり、過剰なリスク回避、35度の真夏に黒いスーツを着ての顧客訪問など。

でも、日本を好きになる理由があれば日本で仕事をすることや日本にかかわる仕事ができる。そのチャンスを見つけ、人生を発展させることができる気がするのだ。

好きになれなければできないだろう。できるわけないだろう。

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フィンランドでの生活はまだ短く、フィンランドに対して知っていることもまだ少ないが、つらいと感じることが少ない。

町や道での人が少なくて生活のストレスをあまり感じず、毎日の通学も大自然の中を通るので、それだけで広大な空間と静かな時間という幸せな環境を毎日味わえるのだ。教育をただで受けることができ、いくら勉強しても学費を払うことが要らないという平等教育は外国人の私にも適応する。フィンランド人から差別意識を感じたことが一回もなく(今のところ)、スーパーや教室や店でいつも頑張って英語で説明してもらい、いつも優しくしてもらっている。

もちろん、フィンランドは国土すべてが北緯60度以上に位置し、冬のフィンランドは決して楽に毎日を過ごせるわけではなく、寒波が来た時のマイナス20度からマイナス30度の気温、積雪した道路、10時に日の出14時過ぎに日の入というくらい生活はなかなか厳しいが、意外と私は苦と思わない。

今のところ、これらを私の人生の新しい経験だと思い、新鮮感さえ感じる。初めてのマイナス20度、初めての雪上自転車、初めての長い夜。初めてなので面白みとドキドキもある。

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