起業もしてないのに、すでに過ちを犯してしまった。
逃げていたのだ。自分が。
去年2014年の8月にフィンランドに来てから起業する事業内容を考えながら可能性を探し始めた。
当初の考えは、高いポテンシャルを持ち、競合から参入されにくい技術力を持つ製品やサービスを提供するビジネスでやりたいと思い、大学にある技術力を持つ研究成果を商品化できればなと思った。
それで大学内で提携する可能性のある研究室を探し始め、大学にある事業化コンサルティングオフィスにも訪問した。
そして、ある病気の既存診断方法より高い診断精度を持ち、診断コストを大幅に低減できる診断キットを開発したチームにたどり着いた。
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その時、このチームに二人がいた。一人は研究をリードしてきた研究室のボスである高級研究員ともう一人はこの開発の実務を進めてきた修士学生だった。
彼らの話を聞きにつれ、成功のチャンスが非常に高いという印象を与えられた。提供されたオファーがあまり良くなくても(私現在のビジネス課程を中断し、フールタイム且つ1年半の臨床評価期間で大学卒業レベルの給料で働く)チームへの参加を許諾した。その説明の中で会社の設立予定は1年半後(臨床評価終了)になる。
この話を日本にいる加藤氏に話してみると指摘された。
このチームに入っても私が起業して自分で会社の運営全般にかかわるような仕事にはならないと。
私の今まで想像した起業とはだいぶ違うと。
じっくり時間をかけてこれらの言葉の意味を考えた。
。。。。。。。。そうだね。その通りだ。
彼らには素晴らしい製品がある。でも彼らには素晴らしい創業理念がない。そして、彼らに加わった私は自分の理念を果たせることができない。彼らについていくことになる。あくまでもリーダーではなく、メンバーだ。
もちろん、彼らのチームで素晴らしい成果を1年半の期間中に出し、他のチームメンバーよりも自分がCEO相応しいと思われたら新会社の社長になれるかもしれない。
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