「僕がジョンと呼ばれるまで」

By | 2014/03/27

認知症に関するドキュメンタリー映画だ。

生物(脳神経)を少し勉強したことがある「おかげ」で、認知症に対するイメージが悪いことしかなかった。

ある日を境に徐々に記憶が悪くなる。

そして、自分でも気づき、不安になるほど、物忘れが激しくなる。

更に時間が経つにつれ、性格が変わり、家族や自分のことまでも忘れる。最悪なのは、治すことができない。

かかったら、死ぬことさえできない絶望的な病気だ。

しかし、ドキュメンタリーであるが、この映画は違うことを教えてくれた。

「認知症患者でも人間らしく、家族と最期まで楽しく過ごせるんだ」と。

スポンサーリンク

簡単な計算とゲームで脳に刺激を与え続けることで認知症の症状を緩和することができる。

社交的で、ユーモアだった人が無反応、無表情になり、自分の名前も覚えてくれない人になってしまったが、脳トレによって、少しずつ、少しずつ反応が増えてきます。

ある日突然何年も話さなくなった楽しい思い出話を再び話出してきました。

無反応、無表情な方が冗談を言い始めました。

何回教えても五分後には忘れるスタッフの名前を「先教えてくれたじゃん!ジョンでしょう」と当たり前のように返事してきます。

John

オフィシャルサイトより)

スタッフが胸キュンとして満面の笑顔になった。

半年から一年間のトレーニングです。

患者たちの家族に嬉しい涙連れの笑顔が戻ってきました。「昔のあの母が戻ってきた」と。

「もう一度昔のように一緒に楽しい時間を過ごせるんだ」と。

認知症になっても希望は持ってしまってもいいんだよとこの映画から教えてもらった。

※本文にある脳トレーニングは「学習療法」と言われ、東北大学加齢医学研究所の川島 隆太教授が2005年に開発されました。
※この映画は偶然英会話の場でプロデューサーの太田 茂の兄弟から紹介頂きました。ありがとうございました。

日本語の記事一覧はこちら

この記事いかがでしょうか。一つのシェアやコメントでも大きな励ましになります!


スポンサーリンク


日本語の最新記事


Please share your comment here

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です