「Boston Consulting Groupの井上 潤吾さんの講演」
ビッグデータは価値創造の源泉。
データが存在する業界であればチャンスがある。
流通、医薬、金融、通信、政府など。
「ビッグデータ活用事例(続)」
(3) 金融業界
未払い債務者の多くは行方不明で、残された債務の多くも不良債権になる。
ビッグデータを活用して未払い債務者の36%を特定できた。
方法としては、各社の会員登録情報、SNS、ウェブサイトの大量な情報を分析して人を探すというやり方だ。
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(4) 妊娠や小児用品メーカー
ビッグデータをマーケティングに活用した。
顧客の固定購買習慣のデータから妊婦になっているタイミングを予測して抽出し、そのタイミングから出産の予定を更に推測し、その時期に妊婦、出産、赤ちゃん用品のクーポンや広告を配信する。
ターゲットの特定ができたことから大きく売り上げを伸ばした。
(5) 医療業界
医療情報爆発している時代となり、医者は随時最新医療情報を吸収する時間が足りなくなっている。
また、一人一人の患者が持つ特有な性格や癖の理解が困難である。
そのため、最新な医療情報を用いて患者特性に合わせた治療方針の選択は困難だった。
ここで、ビッグデータを活用した。
まずは医療情報を常に最新にアップデートした状態のデータベースを構築し、患者の特性をSNSやブログから情報を抽出する。
加えて患者の診療記録、保険請求記録なども統合する。
医者には、診療時間中にシステムから最適な情報を入手するに3秒しかかからない。
よって最短な時間で最適な治療方法を医者にアドバイスできる。
続く。