(6) 保険
保険会社と通信会社の提携。
車にGPSセンサーを取り付け、運転状況を随時記録する。
このデータを分析し、運転手の運転行為を知ることができる。
そしてその運転状況によって保険料金を再設定できる。
なので、安全運転で保険料を下げることができるという安全運転を促すシステムができる。
(7) 既存データ活用
CardlyticsというIT会社からの提案だ。
銀行には大量な顧客情報が蓄積されている。流通業者は新規顧客を獲得したい。
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Cardlyticsは銀行の顧客情報をもらい、流通業者に対してポテンシャル顧客を抽出した。
そしてポテンシャル顧客に流通関係のクーポンを直接出した。
この戦略が有効で、銀行は消費によって手数料アップ(アメリカは小切手消費で銀行が手数料をもらえる)、流通業者は新規顧客獲得できCardlyticsもこの提案によって利益獲得できた。
「ビッグデータ活用成功の鍵」
・成果志向: 「今のデータで何ができるか」より「何をしたいか?」
・走りながら考える: 「予定調和」より「試行錯誤」
・スピード重視: 「自前で全機能保有」より「他社との連携」
・競争優位の維持: 「他社委託」より「保有すべき機能は自社開発」
・パラグラム: 「メカニズム解明」より「相関」
「ファンケルの例」
ネットマーケティングにおいて細かい顧客セグメントにメルマガは対応し切れなく、メルマガの制作作業も膨大化。
アクセス解析システム、イベント自動認識生成システム、メルマガ自動配信システムを導入した。(Marketing Automation)
サイト訪問者の行動を複数のシナリオで設定し、タイミングに対してピンポイントにメールを送って、大きな効果を収めた。
続く。