人間関係 起業家と学生、サラリーマンとの違い(2)

By | 2015/12/24

具体例を挙げます。

先日スラッシュで出会った日本人の大学生がたくさんいる。

その中で対照的な反応と行動を取った二人がいる。

AさんとBさんで呼びましょう。

二人ともボランティアとして海外からヘルシンキに来てスラッシュに参加した。

私は同じ態度と姿勢で二人に接した。(会場で会えば必ず挨拶し、ちょっと時間があれば軽く会話する)

Aさんはそれ以上の会話をしようとしなかった。

私からの質問も基本的に簡潔に回答する程度で終わった。

私への質問もほぼなかった。(興味ないってことね)

この段階で私から何かチャンスを与えようという考えは出ない。

積極的に人間関係を作らない人には信頼を置けないからだ。簡単なこと。

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Bさんは挨拶以上に、通常の会話以上に私のやってること、起業家に関することに興味を持ってくれた。

個人的な好意がある可能性を置いておき、このような反応と行動だけでまず私から一つ目のチャンスを与えた。

一つの市場調査の仕事で50ユーロを支払う案件。

小さなチャンスだ。

しかし、チャンスはないよりあったほうがいい。あるより多いほうがいい。

そして小さな仕事をクリアできたら、「行動」ができることが証明されたことになる。

更に大きいなチャンスを与えることになる。

私からほとんどの人が知らない情報と私からのチャンスを与えることができる。

「私の会社から就労ビザを提供し、基本的な給料も出すとして、フィンランドに留学に来てもらえれば、授業料無料の商学修士課程を勉強して毎月フィンランド政府から500ユーロの就学補助金をもらうことができる」

フィンランドでは学生ビザだと就学補助金は出ない。

しかし、就労ビザであれば出る。

最低賃金は毎月1,165ユーロだ。

つまり、このルート(就労ビザで仕事しながら勉強する)であれば最低毎月1,665ユーロをもらえる。

日本円に換算すると22万円になる。

同じ大学新卒として、日本の一般企業で仕事の基礎を月給22万円で始め、徐々に給料が上がるのを何年間待ちながら力を磨いていくことに比べ、ヨーロッパで修士を勉強しながら海外のベンチャーで最前線のチャレンジができながら毎月22万円をもらえることだ。

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同じ2年間経験してどのくらいの差がつくかは想像に任す。

嫌な自慢話と言われてもいいが、これがチャンスだ。

会社を持ってる人じゃなければ就労ビザは出せない。

フィンランドの社会福利に詳しくなければ教えることができない。

残念ながらAさんにそういうチャンスはない。

Bさんにはある。

こういうチャンスは別に要らないという人もいるかもしれないが、それはどうでもいいんだ。

優秀な人材はチャンスに敏感で積極的だからだ。

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