起業すると、色んな人の意見を聞き、色んなケースを見て成長を図ります。
ただし、様々なアドバイスがあるからこそ、見極めることが大事です。
人間は他人にアドバイスすることを好んでいます。
それの多くは好意に基づいていると思いますし、謙虚に受け止めるべきだと思いますが、全てが正しいとは限りません。
「あなたのビジネスには資金が必要ですよね。なぜ投資家に接触しないですか?」
「あなたのビジネスにお客様を探す必要がありますよね。なぜ展示会とかに出展しないですか?」
「今はSNS流行っているんで、あなたもツイッターやったほうがいいじゃない?」
「アマゾンから売上を増やすケースも結構あるので、アマゾンに出店してみたら?」
実際にビジネスをやっているのは自分で、リスクを取っているのは自分なので、色々なアドバイスを見極めるのも自分です。
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全てをやるわけにはいきません。
選択と集中こそ限られる時間の中で成功にたどり着く必須条件だと思います。
資金が必要ならどんなビジネスでも投資家から投資をもらえるか?
そんなわけないでしょう。
投資家がほしいのは投資したお金が10倍、100倍、1000倍になって帰ってくることです。
マーケティングサービスビジネスやコンサルティングビジネスで投資を獲得するケースはほぼ存在していません。
もし単純に「投資家から投資をもらう」というアドバイスを信じでスライドデッキを作り、見直し、エレベーターピッチを何回も練習し、投資家マッチングイベントに何万円も入場料を払って何回も行き、莫大な時間とお金を費やしたらどうなるのでしょうか。
何十万円も何週間もの時間が無駄になるだけでビジネス自体が死亡に近付くだけです。
私はこのアドバイスを聞いて多くの時間と金を無駄にしました。
出展は自社ビジネスの露出を増やす一つの方法です。
しかし、出展という方法は全てのビジネスにとって効率的とは限りません。
動かして見せる製品や旅行サービスなどであればイメージを伝えるには、不特定多数に接触するには有効かもしれません。
しかし、マーケティングサービスやゲームコンサルティングなどは個人対個人のコミュニケーションが重要で、しかも、ゲーム開発者の中で高い決裁権を持つ人と話さないとビジネスができません。
そして、成功したケースが次のケースを呼び込むなビジネスモデルです。
不特定多数を相手に、自分には成功ケースが一つもないのに、配布資料を作って、展示ブースで見せる資料を作成して、数時間かけて出展しても時間とお金の無駄にすぎません。
私は出展し、多くの金をかけていませんでしたが、貴重な時間を無駄(リターンが少ない)にしたと感じました。
SNSは今の時代に大切なチャンネルで、口コミを広げるに最適なメディアかもしれません。
ツイッターがあり、フェースブックがあり、新しいインスタグラムがあります。
全部やりますか?
どのくらい時間かけられますか?
どのくらいお客様が来ると思いますか?
そもそもアドバイスした人自分どのくらいの運営実績があるんですか?
そもそも本当にSNSをやるべきでしょうか?
メルマガはどうだ?懸賞キャンペーンはどうだ?
その検討と判断はしていますか?
話が変わりますが、「練習」があまり許されないビジネスモデルもあります。
特に私のマーケティングサービスやコンサルティングサービスです。
なぜなら「練習」として受けたケースの結果はすぐにコミュニティの中で広がり、次のケースが入ってくることを邪魔するようになります。
頑張ってレベルアップして再チャレンジして成果が上がったとは言え、それはあくまでもサービス提供者からの目線にすぎません。
お客様が満足するほどのレベルに達していなければ、その「この業者に頼んでも効果がない」という口コミはすぐに広がり、更に業界の中で不信感を招いてしまいます。
結果的にチャレンジのチャンスは3回までしかないと思います。
その中から一つ大成功していなければこのビジネスは死亡に近いと言っていいくらいだと今はお思います。
これほど厳しいビジネスモデルでした。
結果的にこの記事は文句にすぎません。
しかし、非常に重要なことだと思います。
あなたの会社には無限なリソースがありません。
全てのアドバイスを試すリソースがありません。
いかに多くのアドバイスを見極め、選んで実行することが大事です。
間違えば命取りです。