8年前に友人からの手紙

By | 2014/07/23

8年前の2006年3月19日、台湾を離れて日本に発つ前日に古い友人である2個上の女性先輩からメールをもらった。

私はそう見られてたんだ。。。と初めて知った。

正直に嬉しかった。

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来月から東大の学生になるんだね
おめでとう

一東と知り合ったきっかけはあるちょっと変なアルバイトだった。
英語の論文を翻訳してまとめるアルバイトだ。
その時は一東がすごく真面目な子と思った。
給料は高くないし、給料の出ない自分の時間を使って論文を探さなければならないし。
なので、私は3日間で辞めた。
だって自分の勉強もしたいもん!

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でも、このアルバイトを一東は既に3~4ヶ月もやっていた。
これは私が初めて一東は苦労を苦と思わない人と思った。

その後、一東は日本語能力試験の1級を受かった。
それは我々があのアルバイトを辞めた2週間後の話だった。
彼は言った。
「毎日朝8時から図書館で勉強して一日10時間、もうちょっとで一年経つ」
これは私が一東は苦労を苦と思わない人と思った2回目だった。

一東は私がこの数年でなかなか出会えない自分の考えをしっかり持っている人だ。
しかもその考えを実現しようとする勇気と根性を持つ人だ。
それはまるでに「ほしいんだ!ほしいんだ!私がほしいものは必ず手に入れられる!」のような感じだった。
私もかつて人にそう思われていた。人々から「理想のある強い女性ね」と言われていた。
でも、私にはちょっと勇気と根性が足りない。
しかも、私は弱い。強くない。

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一東に会うたびに体中に熱気が湧き上がる。
私もやってやるぞ!という気持ちになる。
こいつに先にやらせてはいかん!とも思った。
にもかかわらず、大学三年生に立てた留学の志は未だに達成できない。
私にはちっとも勇気がないんだ。

そして、一東は松下電器の奨学金を勝ち取り、東京大学を申し込んだ。
しかも、絶景が有名なニュージーランドにも4ヶ月間旅した。

今度こそ私が頑張る時だ。
私の人生に悔いを残させるもんか!言い訳辞める!
自分の手放せないことが悔しい!

一東、 あなたの夢テストに100点をあげる

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