私がいつも興味を持って知りたいのは苦労話です。
なぜかというと講演に誘われたのは基本的に成功した方々なので、知名度や権力や地位や金などは普通に持っています。でも何もない起業家の我々はどういう苦労をすべきかを知りたいです。
岩瀬社長が非常に優秀というのは言うまでもないからこそ、彼からの苦労話は興味深いです。
印象が深いのは、設立したらまったくお客様が来ないという話です。
社員の半数は申し込んできた契約の処理をする部隊で、契約がないと社員が暇になりいろんな心配話と噂が広がります。
新規契約を獲得するために広告をたくさん出したそうで、新幹線、電車、雑誌、イベント協賛、セミナー開催などを多数試みても全く効果がなかったそうです。
おまけにその時期に大手他社が同じビジネスモデルのネット生命保険会社を設立して自社の低価格という競争優位性まで失ってしまいました。
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そして、最後に取ったやり方は社員全員が神社に参拝(笑)。
当時社長だった江口さんはどこに行ってもライフネットの広告(はがきサイズ)を一枚配るという最もアナログで完全ゲリラ的なやり方を取られました。
そして、ある日ある小さなイベントがネット(2チャネル?)で盛り上がり(炎上?笑)、一気に契約者数が爆発したそうです。
粘り強さですね。
大金を投下することではないことを覚えました。
※写真はニュージーランドの氷河です。