参加した。
想像とはかなり違ったが、いい勉強になった。
金曜日の18時~22時、土曜日9時~22時と日曜日9時~21時という3.3日の東京にあるマラソン式の長いイベントだった。
プログラム全体の流れとしては、金曜日の夜に個人ベースで自分の起業したいアイディアをそれぞれ1分間で発表し(全体参加者約70人、そのうち発表したのは約50人)、投票を行い、票数が多い上位アイディアのみがチームを組むことができる。発表していない人や票を集められないアイディアを持つ人は高票数のアイディアを選んでチームに入る。
そして、この集まったチームメンバーが翌日から二日間かけてアイディアの具体化、市場調査、仮説検証、プロトタイプの製品・企画を作成してプレゼンして審査員に審査してもらい、次のステージに進むことを狙う。(次のステージはイベントによって違う。世界大会に進むこともあれば、大手企業の社長の前でプレゼンするチャンスをもらうこともある)
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参加する前には「起業のプロセスをリアルに見れるので勉強になる」と期待した。
実際に参加してやっていくと、自分の本来の思いからだんだん離れていったような気がした。
最初の1分間発表に関しては、ピッチ必勝セミナーにも参加し、多くのアドバイスをもらった上で時間をかけて準備し、同感しやすく、60秒を過ぎないようにまとめて発表した。
結果的に「30秒間使って“自己紹介したほうがいいかね?”を繰り返し、残りの10秒間で“今携帯の月間通信容量制限を7Gから700Gにする”と言って終了した」という発表の人に負けた。ちなみに、この人の得票数は10票以上。チームを組める最低得票数の6票よりもかなり多かった。
何でだろう?この人が10回以上もStartup Weekendに参加し、自分の知り合いグループができているから?それだったら自分ですぐにでも起業すればいいじゃないか?うん、これは起業じゃないよねとこのイベントの中で初めてそう感じた。
それで、自分のアイディアへの投票数が少なくて自分でチームを組めないので、「こどもがゲーム機械やスマホから外に引っ張って外で遊んでもらおう!」というアイディアを持つ人のチームに入った。社会に有意義だし、面白いと思った。
このタイミングの士気が最も高かった。
まだ争論も現実もなく、ただメンバーそれぞれが自分の夢を見ているだけだからだった。
続く。