Startup Weekend Tokyo 18-20 July 2014 (2)

By | 2014/07/26

翌日土曜日一日13時間は「メンバーそれぞれアイディア出し→議論→投票でアイディアを絞り込み→実務作業に取り掛かる→メンターに否定され→もう一度メンバーそれぞれ違うアイディア出し→議論→投票でアイディアを絞り込み→実務作業に取り掛かる」という感じだった。

致命的なところが二つあると思った。

「全体を見渡す人がいなかった」
「沈黙の否定」

現在進行中の議論内容のまとめ、メンバー理解程度の再確認、主旨賛同への再確認、懸念点の再確認を提起する人がいなかった。

具体的にいうと、

自分の想像ではメンバーひとりひとり自分の意見を述べ、それぞれの意見に対してメンバーからもいい点と悪い点のフィードバックをもらった上で議論していくべきと考えたが、その多くは省略された。

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何でだろう?アイディアが多かったから?じゃ、一人アイディアを一つに限定すべきか?そうしたほうがいいかもしれない?しっかり一つのアイディアにある深い意味と考えを伝えてもらうようにすべきかも。

結果的にたくさん話す人が主導権を握り、どんどん進めていく。他の人には黙ってついて来いという選択肢しか残されていない。

もちろん、二日間しか時間がないので、核心アイディアへの認識の再確認やメンバー状況の把握には時間がかかる。この部分に時間をかけるのがもったいない気持ちが自然に出る。ただし、時間をかけない限り、チームが崩壊し、ただの数人の抱き合わせにすぎないことなる。

そういうことで、私がこのチームに対する向心力が一日で消えていった。

楽しさゼロ。

もちろん、自分が立ちあがってリーダーシップを取る選択もあったはずだ。ただし、IT分野の知識が圧倒的に足りない私にとって全体の議論をまとめるには力が足りない(議論に追い付かない)。この選択肢は私になかった。

そんな中、過去のある優勝チームのプレゼンに使う製品紹介の動画を主催者から見せてくれた。

問題点へ同感しやすいことと「超綺麗な」動画製作技術としかポイントを感じ取れなかった。

これでいいのか?超綺麗な動画作成を目指して丸二日をかけに来たわけじゃないよ。

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イベントでの優勝を目指すため、世の中を変えるビジネスを作り出す気持ちが徐々に「人々の注意を引きやすい」動画を作ることになっていったように感じた。

果たして、これは起業家予備軍にとって有意義な勉強のか?

狙う目標が起業とビジネスの成長ではなく、注意を引くことになっている限り、起業アイディアの検証プロセスという面の学びは原則的にもうできなくなったと思った。

続く。

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