今日は前職の同期から非常に興味深い質問をもらった。
「毎日仕事の切り上げは何を基準に判断しているだろう。」
いきなり聞かれると難しいね。
その場でうまく答えなかったと思う。
頭を整理して書き残したい。
理論上、仕事には貢献度(重要性)、効率性(ローコストハイリターン)や他の理由によって優先順位をつけることができる。
そして、理論上朝から優先順位の高い仕事からやり始めると終業時間になったら、残った仕事は優先順位の低いものであり、翌日に延ばしても影響は少ないはず。
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でも、私の考えでは、貢献度と効率性以外に重要視すべきことがあり、それは自分の能力の成長性である。
なので、貢献度や効率性が低くても、自分が時間をかけてやることで自分が成長するなら、終業時間を超えたとしてもやりたい。
なぜなら、自分の成長は会社への貢献や給料よりも大事と思うからだ。
ただ、若手社員の成長をそれ程重要視せず、ただ繰り返しの仕事をさせ、「自分も昔から我慢してそうやってきたからやれよ」という一点張りの理由であれば、私は時間を決め、一年もしくは二年でけじめをつけ、離れる。
私の時間は成長への貢献が少ない繰り返しの仕事を何年もやるためにわざわざ自分の国を離れて異国に来たわけじゃない。
もちろん、同じ仕事を十年も二十年も繰り返したから得るものもあると思う。(伝統工芸や調理の職人のように)
ただ、そのような働き方が私に合わないだけ。
それが必要で、それを受け入れられるなら、是非力を何年もかけて磨いてほしい。
なので、実は何時に仕事を切り上げるべきか、繰り返しの仕事をどこまで受け入れるべきか、離れるかどうかの一線をどこに引くかは非常に主観的で、個々人の価値観によるもので一概に言えない。
最も重要なのは、自分の性格を理解し、自分のほしい生活を把握し、自分の目標を決めておけば、自分に適する仕事のやり方、更に終了時間の決め方がわかってくるのではないかと思うね。