前回の「創業の方向性(2)」に書いたように事業の方向性が決まり、そこから事業の詳細(ビジネスモデルにあるそれぞれの部分)も徐々に詰めてきたら、そろそろ会社自体を登記して早めに事業運営のインフラ(箱)を揃えたいと思い始めた。
そんな時に思い出したのは去年ここの大学で勉強していた時にある起業関係の講演会に行ったことだった。その講演会の内容自体はさておき、主催者は起業支援の組織である「Jyväskylän Yritystehdas」というものだった。
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Jyväskyläは私の住む町の名前で、Yritystehdasはフィンランド語で「起業工場」という意味を指す。つまり、この町で起業活動をサポート・促進する組織だ。
組織構造は違うが、やることは日本の市町村の産業振興課もしくは商工会議所みたいな感じ(たぶん)で無料で情報やアドバイスを提供しているのだ。
アポを取って情報を聞くのは無料だし、「会社登記」、「助成金情報」、「ネットワーク情報」などを知りたいので、取りあえずメールを書いてアポを取った。
そして、昨日行ってきた。
うん、内容はそこそこよかったかな。
事前に送付したビジネスプランを確認してもらい、値段設定やネットワーク構築に関してアドバイスを頂いた。
助成金も少し情報もらった。
別途こちら現地にあるアプリゲームメーカーにも私のことを紹介してくれるそうだ。
私の事業運営の次のステップとしてまず低価格で最初の実績を作ることが大事ということについても賛同してもらえた。「今から名刺を配りまくり、ネットワークを作り始めるのでは?」とのアドバイスも。
今はまだこのサービスを利用するのは一回目であまり高い効果がまだ感じないが、この地元で強い人的ネットワークのハブ機能を持つ組織と知り合うだけで今後価値の高い人的ネットワークを広めてもらったり、情報を提供してもらったりすることで強い助っ人になるかもしれない。