フィンランド起業経験 起業助成金の手間(2)

By | 2015/04/21

ネットで調べた限り、起業助成金の申請は二通りの方法がある。

一つはオンライン申請で、もう一つはオフィスに行って申請すること。

経済雇用省の地方オフィス(TE Office)に行ったが、3週間経っても未だに電話が来ない。フィンランド語しか話せないなら、もう一回オフィスに行くのも少しためらう。

オンライン申請は簡単そうに思うが、「インターネット・バンキングID」が必要。日本で言うと「本人確認書類」(住民票、運転免許、外国人登録書、外国人在留カード)というもののオンラインバージョンが必要だ。

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銀行からインターネットバンキングのサービスを発行してもらえればインターネット・バンキングIDももらえる。

通常パスポートや在学証明書(Certificate of registration)があれば銀行で口座を開いたり、戸籍事務所(Registration office)で戸籍登録したり(国の健康保険に入るため!?)することができるが、銀行(Nordea)からは「フィンランドのIDカード」が必要だと言われた。フィンランドのIDカードにはあなたのID番号が書かれてあるので、フィンランドのIDカードがないと、あなたのID番号に一致したオンラインIDを発行できないと言われた。

これはこれは。。。

今度はフィンランドのIDカードをどうすれば手に入るだろう?ってことをネットで調べ、警察署で申し込むことができるとわかったので、行ってみた。

そして、警察署の事務員から「戸籍システムに登録されたあなたの住所はtemporary address(暫定的な住所)であり、permanent address(永久的な住所)に変えないとIDカードの発行はできないわ」と言われた。

あらま。。。

これはもう一度戸籍事務所に行かないといけないな。。。そして行ったら、「あなたのビザはあと4か月で切れてしまうから、住所を永久的な住所に変更するのは難しいわ」と言われた。「あなたはこれから一年以上フィンランドに滞在する証明書が必要だ。来年まで延長したビザや来年も在学する証明書とか」

マジで???

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ちょうど2週間前にビザの1年間延長申請を出し、先週にすでに降りたため、今でも新しいビザ(今から1年4か月滞在可能な在留カード)を取りに行ける。そして、今日も学校の外国人学生事務室(International Student Office)に行き、「来年もこの大学で勉強するよ」という証明書を発行してもらうことにした。

まあ、取りあえず今日はここまで進んだ。ふ~~もう何週間も経ってるよ。。。

なかなか効率の悪い仕事だ。。。

起業においては当たり前の出来事だし、外国だからこそフィンランド語読めないハンディで少し困難度上がるけど、ひとまず踏ん張って一個ずつクリアしていかないと。

ちなみに、最も効率的な順番としては、「フィンランドに来てすぐ学校からCertificate of registrationをもらう」→「Registration officeに戸籍登録する時にPermanent addressとして登録する」→「警察署にフィンランドIDを申し込む」。ここまでやっておけばいつでもネットバンキングを申し込める状態になり、その後に企業助成金の申請を出せるのだ。

続く。

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