文化の壁、異文化への適応、楽しくて帰りたくない気持ち(2)

By | 2016/03/28

そして、海外の生活って楽しいという人もいれば辛いという人もいる。

(本文では金持ちで海外で豊かな生活を送っている人など経済による要素を無視しています)

そのような感じ方はまさにこの適応プロセスに直結していると思う。

適応、つまり慣れるというプロセスはわからないことが分かるようになるプロセスなので、最初には挫折と困惑に必ず出会う。

この段階は一番辛い。当たり前だが。

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病気で辛いのに病院行ったら予約しか受付しないと言われたり、レストランで注文の仕方を間違ったりして怒られてバカされて辛い時もあれば大変な時もあるだろう。

言葉を勉強し始め、その道のりの長さを改めて知らせられ、大変だけど一歩ずつ時間かけて勉強していくしかないし、辛いよね。

ようやく何とかローカルの言葉が話せるようになって、なんかみんな話してることの内容を知らなくて話題に入れない。みんな子供の時の共通思い出をしたり、昔のドラマの話をしたり、俺ここに来てからまた数年しか経ってないからわかるはずもないよ。

話に入れなくて一緒に笑えなくて辛いよね。

そうなんだよ。海外の生活って決して楽じゃない。

しかし、このように壁にぶつけて挫折して、困惑したのちに、人は「慣れる」のだ。

つまり、成長するんだ。わかるようになるんだ。

この慣れ、成長、わかりを味わえたら、海外の生活って楽しい!と感じる。

もっとここにいたい!と思うわけ。

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(挫折して帰る人も少なくないと思うけど。海外の食べ物まずいとか、海外の人つまらないとか、海外の国のシステムがおかしいとか言って国に帰る人も多いと思う)

自分の成長、達成感というものを知らずに知らずに味わっているから、もっともっと味わっていきたい、もっと達成していきたいという欲求に操られ、もっとこの異国にいたくなる。

海外にいるあなたはどの段階にいる?

日本にいた私はすでに最後の段階に入れた。

フィンランドにいる私はまだ第2段階を突破できてない。

ちなみに、1か月未満の短期観光客は関係ないからね。

お金使って遊んでるから仕事に帰りたくないだけだと思う。

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