(2)80%主義
ちゃんとやって成果物を認めてもらいたい欲求は誰にもある。
ただし、気を付けなければいけないのは時間の使い方だ。
成果物の完成度を0%~100%の範囲で考え、果たして成果物の完成度に対して使用時間は比例するのだろうか?例えば成果物の完成度を50%までするに1時間を要する場合、成果物の完成度を100%にする時、2時間でできるのだろうか?
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ほとんどの場合はできないだろう。
なぜなら、成果物の完成度は費やす時間と比例しないのだ。
完成度が高まるにつれ、完成度を上げるにはより多くの時間を要する。
そのため、場合によって完成度を0%から80%までに上げるにかかる時間は完成度を80%から100%に上げる時間と変わらないかもしれない。
効率を上げる方法は、成果物の完成度が約80%になった時点で(或いは完成度50%の時点)いったん意見をもらうことだ。
成果物の提出先に詳しい人がベストだが、上司でも同僚でもパトナーでもいい。
仮に成果物の内容は受け取る人の認識と合っていればそのまま完成度を80%から100%に上げれば提出できる。
もし成果物の内容は受け取る人の認識と合っていなければ、作り直すや修正が必要となる。80%の完成度(もしくは50%)の状態からやり直すや修正することは100%の完成度の状態からより簡単で全体的に要する時間も短い。
自分一人で8時間を費やして完璧と思って作ったものを出したら「違うよ!ほしいのはこんなものではない!」と言われるとそこからやり直しだ。4時間の半完成品の状態で一度確認してもらい、やり直しも修正も継続もより簡単にできる。
時間のかかる仕事であればあるほど、成果物の受け取る人に確認してもらう回数を多めにしよう。
続く。