久々バス乗りながら原稿を書いてる。
フィンランドに来てから通学の交通手段がほとんど自転車になったので移動しながら何かをする東京での習慣はここでできない。
今日はフィンランド語の試験について話したい。
一番基礎のフィン語(1)だけど、フィンランドで初めての試験なので、なかなかドキドキした。
ただ三週間の授業だったが、試験はスピーキング、リスニング、リーディングとライティングの全揃い!!
日本もしくは台湾で外国語を勉強し始めて初めてスピーキングテストを受けたのはいつだろう?
私の場合は留学するために受けるIELTSのスピーキングテストの時だった。うん、33歳の時!!
なんで中学三年間、高校三年間英語勉強したのに、スピーキングテストを一度も行われなかっただろう。
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英語先生のスピーキングの能力が低い?評価基準が曖昧で公平な結果を得られないからか?
話す力の差がまずこれで出たと思う。
ただの三週間の授業なので、自由に話すことはできない。当然だ。
でも教えられたことあるテーマに限って話すことができる。
例えば、挨拶、自己紹介、相手のことを聞く、値段を聞く、場所の行き方を聞く、時間と場所の約束をするなど。
これらのテーマについてそれぞれ決まったいくつの言葉を使えば難しくない。
スピーキングテストがあるのはスピーキングの能力を重視していることの現れだし、話すことはを初期から練習する習慣が養われれば、もっとバランスの取れた外国語教育になるだろう。
テストの内容は非常に簡単。
15分でパトナーとフィンランド語を話すことだ。
パトナーは同じクラスのクラスメイトで、事前に話すトーピックを打ち合わせし、疑問文と回答文を練習しておけばさほど問題ない。
でも、それはただの暗記だけじゃないか?とある人から疑問が出るかもしれない。
そう!ほぼ暗記でいいんだ!
最初の授業である限り、文法と単語を自由に操って言葉を作って意味を表すのはあり得ない。
なので、まずどう話せば通じるかを暗記するしかない。
でも、ただ三週間の授業と3時間の練習で話せるようになるんだ!
アジアの英語教育でなかなか得られない体験だ!
補足だが、スピーキングテストの後、70点(0-100点制)に当たる3点(フィンランドの大学では0-5点制)のスピーキングレベルが述べられている紙、自分の15分間のスピーキングのビデオと自分のスピーキングに関する自己評価シートが渡され、自分で自分のできたことを振り返ることもやらせられた。
先生のためにやったテストではなく、自分のためにやったテストという意味で「自分のため、自分のできたこと」に意識させることがメッセージではないかと受け取った。