これはとても大きいな違いと筆者は感じています。
日本で5年間ほどサラリーマンとして働き、現在は起業して3年が経った筆者ですが、人を見る時の見方が大きく変わりました。
サラリーマンの私ならばこういうふうに人を見る
「比べる」です。
直観的にも反射的にも他人のことを自分のことと比べてしまうのです。
他人のこういうところがすごいけど、こういうところだったら自分のほうが勝っているとかと考えてしまいます。
つまり、「自分はこういうところで相手に勝っている」ということにいつも辿り着いてしまうのです。
こう考えるのもごく自然なんです。
なぜなら、我々は小さいごろからこのように教育、トレーニングされてきたわけですから。
小学校の頃から試験を受け、順位を付けられ、比べられてきました。
その順位で大学に入れるかどうか、大学の間でも順位があり、会社の間にも見えると見えない順位があります。
その順位を元に競争を行い、みんな成功を目指しているわけです。
そのため、他人と比べるのもとても自然な反応と言えるでしょう。
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経営者の私ならばこういうふうに人を見る
人のことを自分と比べる癖はなかなか治せませんでした。
起業して2年ほどが経った去年くらいまでにです。
経営者の私ですが、起業して1~2年経ったごろに、自分の人の見方を変えるべきと気づいたのです。
他人の協力を必要とするのが経営者ですから、他人にはどのような才能を持ち、どういうことに長け、どのように協力してもらえるかを考えるのが経営者の仕事なのです。
他人のことと自分のことを比べてしまうと、他人の才能に気づくことが難しくなり、協力してもらう気持ちさえ起きにくいからです。
その時、他人に会う瞬間に「この人にはどのような長所があるだろう」と意識して自分に考えさせるようにしていました。
それで徐々に気づくのです。
あ、この人は気配りがうまくて場を盛り上げてみんなを笑わせることができ、人間関係はとても円滑な方だなと。
あ、この人は場を柔らかくし、適切な言葉をかけて人間の間の差異による摩擦を減らし、人と人の間の潤滑剤として完璧な方だなと。
あ、この人はとてもまじめで、できることを忠実に再現し、とても信頼できる方だなと。
そして想像するのです。
もし私の会社の仕事で是非この方にお願いしたい時、どのようなポジションがいいかなと考えますね。
この方は営業向きだな。
この方は人事向きだな。
この方は経理向きだな。
とまた色々想像してしまいます。
サラリーマンの自分に比べると、今の自分が遥かに楽しい気がします。
読者のあなたはどのように他人のことを見ていますか?