フィンランドの教育(1)

By | 2014/05/03

フィンランドの教育は日本もしくは台湾と極めて違う。

PISA(OECDの生徒の学習到達度調査)では常に世界上位を占めるにもかかわらず、ストレスいっぱいな教育ではないのが有名だ。

まず特徴をいくつか並んでみる。

(1) 教育は小学校から博士まで完全無料。
(2) 公立学校が大半。学校のレベルはどれもほぼ同等。
(3) 塾に行かない
(4) 競争を重視しない
(5) 教師の質が高い
(6) 教育内容の自由度が高い

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(1)と(2)について、国が学校の費用のほとんどを負担するので、家庭の経済要素によって学校に行けない人が生まれない。

台湾や日本では高額な塾も存在している。金持ちの家族しか払えない高額な塾が存在することによって教育の格差が生まれる。どこの公立学校でも高質な教育を受けることができれば、誰でも平等に教育を受けることができ、教育格差も解消される。

学んで成長したければ、いくらでも経済負担なしで学んで成長できるということだ。

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フィンランド観光局より)

また、学歴があれば何でもできると思う日本と反対に、学歴が全てではないと思うフィンランド。やりたいことを探し、やりたいことをやる。楽しくて充実な生活や仕事を探し、それをやる。給料が全てではない。医療や失業は政府に面倒を見てもらえるので。そのような社会環境では学歴を追い求める意味もない。

よって、教育の本質を考える環境が出来上がり、試験や点数を追求することもなくなる。

続く

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