最後に(5)教師の質が高いと(6)教育内容の自由度が高いについて、非常に面白い部分だと思う。
まず、教師はフィンランドでの社会的な地位が高く、尊敬される職業である。
日本では医師や弁護士などの職業が尊敬されるが、フィンランドでは教師だ。
そして、教師になるには簡単ではない。最低限は修士学位が必要で、競争倍率も激しい。なので、優秀な人材しか教師になれない。
また、国は現場に多くの権限を委ねている。
これは大きいなポイントと思う。
現場に権限が委ねされると、自分で最善な教育内容や方式を考えて自分で地元の人や親と相談したりして実行するなどやる気が出やすくなる。
スポンサーリンク
裏付けとして、国からの指導要領が1972年に800ページあったが、1985年に300ページくらいに減り、1994年に100ページ余りまで減った。
財政の面でも自治体が教育に関してどう使うかを自分で決めることができる。
つまり、自分の住む町で自分の子供をどういう教育を受けさせるべきかと自治体の方と教師と相談できるんだ。そして、その内容や方法を修正することもできる。
(source chinlandtoday.info)
地域全体が最善な教育作りに参加できることだ。
日本から見ると究極なゆとり教育になるが、これが資源が少ない国でありながら、国民平均GDPを世界14位まで押し上げた一つ大きいな要因であるかもしれない。