Author Archives: Ken Cheng

フィンランドで新たなスタート

 

前回「フィンランドでどん底に落ちた話」の続きです。

 

前回の記事で書いた通り、非常に厳しい戦いだった。

 

 

フィンランド語ができず、顔が東洋人、エンジンニアのような専門職経験なし、すぐに仕事に就くことができる在留資格も持っていない私にとって、とても絶望的、不安で、どん底にいる二ヶ月間だった。

 

 

やるべきことを自分でもよく把握している。

できること、やれることは決まっている。

やることの内容自体はどれも難しくない。

 

 

難しいのは、「明日の自分がどうなるかわからない状態」と戦うことだった。

難しいのは、「拒まれると知りながら、求職を出し続けること」だった。そして、「拒まれ続けること」だった。

難しいのは、「落ち込んでも、泣きたくなっても、気力を失っても自分で一人で頑張るしかない」ことだった。

 

 

2021年の10月頭から、ひたすら仕事を探していた。

 

寿司シェフでも、清掃員でも、専門であるプロダクトマネジャー職でも、マーケティングでも、少しでも自分の経歴にかかわりそうな求人にひたすら応募した。

 

 

最初は1日に10や15件応募したりしたが、応募書類の精査が足りないと思うので、数週間後に毎日2~5件応募するように数を落とし、応募書類の質を上げようと試みた。

 

 

最初やはり経験なしでもできる仕事の面接に呼ばれた。

寿司シェフとカフェチェーンのセントラルキッチン(夜中にサンドイッチを作る)の仕事だった。

 

 

どちらも「すぐに働かなければいけない」仕事だった。

在留資格に訳ありの私は「雇えない」「ごめんなさい」としか言われなかった。

 

 

Continue reading

フィンランドでどん底に落ちた話

 

先週人生において非常にショックな出来事があった。

 

末期がん宣告よりも全然軽いことなんだけど、「フィンランド在留資格の延長申請が却下される」との情報が来た。

 

 

つまり、フィンランドに住み続けることができなくなる。

つまり、フィンランドで多額な金銭と莫大な時間をかけてきたビジネスを諦めないといけない。

つまり、フィンランドで築いてきた人間関係もいったん手放すことになる。

つまり、今まで考えてきた人生計画をいったん全部ゼロに戻さないといけない。

つまり、敗北感に好きな分だけ存分に浸かりながらフィンランドを出なければいけない。

 

 

 

事情を最初から具体的に言うと、私は去年(2020年)の11月にフィンランドの「自営業ビザ」(Self-employed residential permit)の延長申請を提出した。

 

その審査がすごく時間かかり、今年の9月頭に追加書類の要請が来て、対応した。

 

 

これでビザの延長は問題ないだろうと思いきや、10月頭の先週に再度追加書類請求が来た。

 

ファイルを開いてみると、「REJOINDER to recommendation of deportation」というタイトルの書類があった。

 

 

え!?なにこれ!?DEPORTATION!!

その意味は「強制出国命令に対する声明」です。

 

 

「え。。。。!」

 

パニック!

どういうこと!?

 

 

すかさずネットでこの書類の意味を検索。

 

もちろん、いい意味の情報は出てきませんでした。

 

結論を言うと、これは「あなたに対してビザ更新申請の却下と強制出国の命令をもうすぐ出すが、何か一言ないか?」ということの書類です。

提出の締め切りは2週間後。

 

 

半信半疑且つショックを受けた状態の私は、自分の知っている知識と情報の範囲で対策を取り始めました。

 

1.まずはすぐに仕事を探し、仕事を見つけて在留資格(ビザ)の種類変更を行う。

2.専門の弁護士を見つけたので、数日後のアポを取得する。

 

 

後日、専門弁護士との話を済まし、状況の全体を把握できるようになった。

 

下記のような状況です。

 

 

そもそも自営業ビザの更新には「十分な収益性」が第一に求められます。

 

ただし、私は観光旅行業を営んでおり、コロナ流行の2020~2021年には明らかに売り上げが非常に少なかったです。

 

しかし、コロナが来る前の2018~2019年のビジネスは非常に状態がよかったです。

 

この状況を踏まえ、「2020~2021年はコロナの影響で収益が悪かったが、2018~2019は非常に良かったので、2022年には非常に高いポテンシャルがある。そのため、ビザの延長をお願いします」という内容の書類を作成し、移民局に提出した。

 

これで理解してもらえると思ったが、そういうわけではなかったです。

 

専門弁護士の話によると、移民局はコロナとかの影響を全く考慮しない。見るのは数字の一点のみ。

 

数字しか見ないなら、もちろん、私のビジネスではフィンランドに住み続ける理由がない。

 

「こんなの理不尽じゃん!」ととても強く思っているが、「これがフィンランドの現実だ」と弁護士に突き付けられた

 

 

そこで弁護士からの対策提案は2つ。

1.とにかくすぐに仕事を探す。フルタイムの1年以上の雇用契約(できれば終身雇用契約)を入手すれば、ビザ目的変更でフィンランドに住み続けることができる。

2.どうしても仕事見つけないなら、博士課程の入学も選択肢。

 

 

時間軸として、できれば10日間内にフルタイムの終身雇用契約を入手し、移民局に雇用目的でビザ申請の種類変更を行う。

間に合わないなら、移民局に返信の締め切りを10日間伸ばすようにお願いする。

それでも間に合わないなら、行政裁判所に請願を出し、約5ヶ月ほどの時間を稼ぎ、求職や博士入学を進める。

 

 

 

これで、とにかく「最短期間内にフルタイムの終身雇用」を求め、私は仕事を探し始めた。ひたすら。

 

 

このご時世で、終身雇用だけでも難しいのに、20日内に採用確定まで漕ぎつけるイメージさえできない。

 

しかも、これ以上に難しいことがまたある。

 

 

なぜなら、

1.私はフィンランド語ができない

2.私は東洋人である

3.私は様々な分野をやってきたジェネラリスト

4.私の自営業ビザではフルタイムで雇用されることが許されない

 

 

私のキャリアとして、専門と言えるのは、「医療機器のプロダクトマネジャー」「マーケティング」「起業」「ウェブ」「観光旅行」「英語、日本語、中国語」くらいだ。

 

プロダクトマネジャーやマーケティング関連の仕事の多くはフィンランド国内向けなので、フィンランド語ができない且つ東洋人の顔を持つ私だと難しい。

 

プロダクトマネジャーとマーケティングの中で、海外向けの仕事もある。

ヨーロッパの他の国向けの仕事がある。しかし、ドイツ語、フランス語など現地言語ができない且つ東洋人の顔を持つ私だと同じく難しい。

 

じゃ、グルーバル向けのプロダクトマネジャーやマーケティング職しかないと思ったら、グローバル向けの場合はシニア職が多く、10年以上の経験を求められることが多く、広く浅くやってきた私だと非常に不利。

 

 

これで、自分が専門としてやっていたプロダクトマネジャーやマーケティング関連の仕事をいくら応募しても面接の誘いが来ない。

 

 

となると、プロダクトマネジャーやマーケティング関連の仕事の中で一番可能性が高いのは、日本、中国、台湾向けの仕事になる。

 

ただ、これらの仕事がほとんどフィンランドにない。

 

 

規模のある会社はすでに現地にスタッフを雇っているし、規模のない会社はまずヨーロッパ市場から始まるから。

 

たまたま「今から東アジア市場に進出したい」という会社がないと、そういう仕事がない。

 

そのため、フィンランドで勤務しながら、東アジアに対してマーケティングやセールスをする仕事は全体で見てたぶん千件の求人の中で2件くらいしかない。このご時世とこのタイミングも関係するが。

 

 

もちろん、私の場合は選びようがない。

ちょっとでも自分の学歴や職歴に関連性ある求人にはすべて応募するのだ。

カバーレターを一軒ずつ書いてね。

 

 

経験があまりなくても応募できる、寿司シェフでも、包装員、ウェーターでも、コンクリート舗装でもなんでも応募する。

 

 

 

しかし、問題はこれだけではなかった。

 

 

私が持っている在留資格は「自営業」。

フィンランドの自営業ビザが許可している労働は「自分の会社で働く」ことです。

 

他の会社で働くことも許可されているが、「他の会社からの収入がメインになってはいけない」と定められている。

 

となると、パートタイムでしか働けない。

 

しかし、矛盾しているのは、就労ビザの取得には「フルタイムの雇用契約」しかできないんだ。

 

 

結果的に寿司シェフの面接機会がもらえても、パートタイム雇用契約を結んでもビザ更新できないし、フルタイムの雇用契約を結ぶと不法労働になってしまう。

という非常に難しい状況に陥ってしまう。

 

 

そして、寿司シェフの求人を含め、どの会社のどの求人もそうだが、基本すぐに来てすぐに働いてほしいわけよ。

採用してもすぐに来れない人は採用しない。待つにしてもせいぜい1~2週間とか。

 

 

で、フィンランドでフルタイムの雇用契約を移民局に提出することができても、就労ビザが下りるまで最短でも2~3ヶ月かかる。

 

どの会社も待てないよ。

2~3ヶ月待つより、求人を続けてすぐに働ける人を見つけるほうが早いから。

 

 

結果的に、私に残された道は三つのみ。どれも簡単ではない。

1.すぐにフルタイムで働く場合、就労ビザが下りるまでの2~3ヶ月の間に「業務委託」の形で自営業の私を雇ってもらう。その後雇用契約に切り替える。

2.パートタイムで働きながら、フルタイムの雇用契約も約束してもらう。であれば、今でもすぐに働き始めることができ、同時に就労ビザへの目的変更申請もできる。

3.博士課程に申し込む

 

 

今はとりあえず、1.と2.の可能性にかけ、仕事を全力で探している。

死を意識しながら生きる

 

「自分の死」を意識したことありますか?

 

難病や不治の病にかかったことがない人にとってはとても難しいことでしょう。

 

 

なぜなら、身の回りにそのような人がいなければ、自分の死に対して意識するきっかけ自体存在しないですから。

 

 

あの友達は毎日会社に行き、夜は飲み会。それで毎日を過ごしている。

あの知り合いは子育てで毎日が忙しい。

道で見たあの清掃員は毎日このフロアを掃除している。

 

 

毎日目に入る人のほとんどは健常者で不自由なく過ごしている。

だから、自分が健常者で不自由なく過ごすことが「普通」「当たり前」と勘違いしてしまうでしょう。

 

 

しかし、今日生きてるからって、明日も生きていける保証はどこにもありません。

 

 

 

両手両足が付いていて、病院に通院する必要がなく、治療を受けないと生きていけないこともなく生きていることはどれだけ幸せなことかを認識するにはやはり「自分の死」を意識しないとできないと筆者は思います。

 

 

自分の死を意識しながら生きる」ことです。

 

 

Continue reading

人間としての価値と性別としての価値

 

久々のブログです。

 

もはや起業と無関係の話ばかりになっています、笑

 

 

今回は「人間としての価値」と「性別としての価値」について、考えてみたいと思います。

 

 

一人の価値を「人間としての価値」と「性別としての価値」の二つに分けて見ることができると思います。

 

 

婚活サイトで羅列される条件が「性別としての価値」

交際相手として相手を選ぶ際に様々な条件を見ます。

 

 

男性が女性を選ぶときに、「年齢」「容姿」「体型」などが大事な条件になるでしょう。

 

女性が男性を選ぶ際に、「年収」や「容姿」が気になる条件です。

 

これらの条件はまさに「性別としての価値」です。

 

 

そして、根底まで言ってしまえば、性別としての価値は「進化心理学」で説明できます。

 

 

女性が子供を産める年齢は10代後半から40代前半までです。

 

そして、産みやすく、生き残るに役に立つ知識や経験もあり、健康な状態を保ちやすいのは20代から30代中盤くらいでしょう。

 

「自分の子孫」「自分の遺伝子」が生き残りやすいように、男性は女性を選んでいます

 

 

容姿は遺伝子の欠陥に関連するので、男性はできるだけ遺伝子の欠陥が少ない、容姿のきれいな女性を選びたいわけです。

 

太い体型は高齢に連想されやすいので、男性は細い(若さに連想されやすい)女性を好みます。

 

 

女性が男性を選ぶ際にも同じように、「自分の子孫」「自分の遺伝子」が生き残りやすいように、男性を選んでいます。

 

その第一の条件は「リソース」です。

 

リソースを確保できる男性は女性にとって「自分の子孫」と「自分の遺伝子」が生き残りやすくしてくれる存在です。

 

※なぜなら、数十万年前の時代に、女性が自力で生き残るために重要な食料である「動物性たんぱく質」を手に入れるのは至難な業です。男性に頼らざるを得ませんでした。その時の心理反応が本能として今の女性にも残っています。

 

 

次に、リソースを確保できたら、できるだけ遺伝子の欠陥が少ない、容姿のいい男性(イケメン)を選びたいわけです。

 

その同時に、自分から敵や危険な動物から守ってくれる、背の高い男性や体格のいい男性は好まれます。

 

 

おわかりでしょうか。

 

 

お金、背の高さ、格好いい顔、きれいな顔、体格・スタイル、年齢など、すべてが「性別の価値」です。

 

 

「性別の価値」に対する認識は脳や体に組み込まれており、「本能」として機能しています

※この本能が存在しているおかげで、我々はより優れた遺伝子と結び、より高い生存確率を持つ人を選び、うまく生き残ってきたわけです。

 

 

ここで男性と女性の一番の違いは、子供の産める年齢です。

 

女性は10代後半から40代前半までしか子供を産めませんが、男性は10代後半から70代まで子供を産むことができます。

 

そのため、男性は「リソース」さえあれば、70代まで女性から「男性」として見られることが可能です。

 

しかし、男性から女性を「女性」として見ることができるのはせいぜい40代前半までとなってしまいます。

 

 

Continue reading

バドミントンのレベルについて

 

本当にこのブログのテーマと全く関係ないトピックだが、しばしお付き合いください。

 

 

バドミントンは筆者の趣味です。

 

20歳くらいの頃から始め、大学のバドミントン授業を履修したが、あとは基本全部独学且つお遊びレベルでやってきました。

 

 

日本に住んでいた8年間はあまりやってこなかった。

なぜなら、東京の体育館でバドミントンコートを取るのは至難な業。

 

サークルであれば、抽選に参加し、小中学校の体育館を半年間借りるとかできるが、個人だとそういうことができない。

 

 

 

フィンランドに来てからバドミントンを再開した。

きっかけはバドミントングループが存在していたからだ。

 

最初は軽く参加するだけだったが、いつの間にか自分が主催者になり、やめることがなかった。

 

 

ということで、フィンランドに来て7年、バドミントンも継続して7年。

 

 

Continue reading

人間関係における三つのレベル

 

人間関係」はおそらく誰にとっても人生の中で一番目か二番目くらい重要なことでしょう。

 

筆者にとっても同じで、非常に重要なことです。

 

 

ただし、筆者は人間関係が得意な人ではありません。

せいぜい「中」でしょうか。

 

なぜなら、筆者はマイペースで自分なりのスタイルと基準で人と付き合っているからです。

 

言ってしまえば、嫌われてもいいと思っています。

 

 

何人かは知っていますが、誰とでもいい関係を作れる人。

彼らの共通な特徴は、自分の時間を惜しみなく他人に使うことができます。

 

残念ながら、筆者はそれができません。

 

 

では、本題に戻します。

 

他人に嫌われてもいいと思っている筆者にとって、すべての人間関係を3つのレベルに分けることができます。

 

 

レベル1:最も大切な人

最も高いレベルにいる人々は最も大切な人々です。

 

例えば、家族と親友です。

 

 

親友に関し、筆者には明確な基準があります。

 

一つは、何年経っても昔のいい友達のように気使わずに一緒にいられる人

 

もう一つは、たまにメッセージをしたり、してくれたりする人。

久々連絡してないから、最近はどうかなと思ってくれる人。

 

 

この二つの基準で筆者は自分にとって大切な人かどうかを決めています。

 

 

たぶん全員数えても10人は超えないと思います。

 

 

Continue reading

差別に対抗する唯一の方法

 

海外で生活している人にとって、「差別」は嫌でも離れようがないテーマです。

 

差別を受けた経験がある人がいれば、差別に遭ってことがあまりない人もいます。

 

 

差別されるのはすごく嫌ですよね。

 

その気持ちはよくわかります。

 

 

しかし、差別はなくなりません。

断言できます。

 

 

なぜなら、人間という生き物は本能的に自分と違う、もしくは違いが多い人間に対し、不安を感じるのです。

 

自分に似っている人間は予測しやすく、未知が少ない分、安心しやすいです。

 

 

しかし、自分に似ていない人間は自分にとって未知のことが多く、不安になりやすいです。

 

人間は不安になると、自然にもやもやな気持ちになり、防御反応が起き、警戒心を高めます。

そういう時に相手を好きになるところか、嫌になったり、攻撃したりします。

 

 

これは人間の本能です。

 

 

いくら憲法や法律が「平等」を定めても変えることのできないことです。

 

 

 

じゃ、「差別」に対し、何もできないということでしょうか?

 

いや、違います!

 

 

一つだけ、対抗する方法があります。

 

 

それは、「努力」です。

 

人並みの倍以上の努力です。

 

 

差別に対抗するにはこれしか方法がありません。

 

 

想像してみてください。

 

あなたは東洋人であり、西洋の世界に住んでおり、西洋人中心の職場で差別を受けました。

 

 

で、もし職場にいる西洋人はあなたが「オクスフォード大学卒業」もしくは「ハバード大学卒業」だと知った時点でそれでも差別する行動を行うでしょうか?

 

もしくは「逆に」あなたのことを尊敬するのでしょうか?

 

 

 

例えば、海外にいると言語の壁があり、現地の言語がうまくできないだけでバカにされたり、差別を受けたりすることもあります。

 

で、もしあなたがすごく一生懸命現地言語を勉強し、練習し、ネイティブレベルまで上達したら、現地人はあなたの言語能力によってあなたのことを見下しますか?

 

逆に、「え!?ここ生まれ育ちではないんだと!?」と最高な誉め言葉がもらえるかもしれません。

 

 

自分と同じ言語レベルを有している人間に対し、言語能力をきっかけに差別することはしたくてもできないことです。

 

 

 

海外じゃなくだって同じです。

 

背が小さくて細くて力弱い男だと周りから見下されやすいですよね。差別されやすいですよね。

 

こんな背が小さくて細くて弱い男が年収1億円で、ちゃんとした会社の社長だとわかったら見下します?

 

 

 

外国人でも、移民でも、難民でも、肌の色が違っても同じです。

 

 

できることは努力だけですよ。

差別に対抗する唯一の方法は。

 

命を燃やす勢いで生きる

 

あっという間にもう前回の投稿からほぼ3か月が経った。

 

この3ヶ月に何があったかというと。。。

暗さとの戦いが続いていた。

 

 

10月末を過ぎるとサマータイムが終わり、暗闇が一気に近づいてきた。

いやでもそうなっていく季節。

 

 

朝起きた時に窓外は真っ暗。

午後4時前に窓の外もすでに真っ暗。

 

体にあるエネルギーがどんどん落ちていくのはこれほどわかりやすく感じるもんだなと実感した。

 

 

言うまでもないが、軽いうつ症状まで出た。

(たぶんみんなそうなっているだろう。フィンランドに住んでいれば、ごく普通なこと)

 

 

お酒を飲む量も頻度も増えた。

理由のないつらさを常に感じる。

やる気が出ない。

 

 

このままじゃ仕事もプライベートもダメになることに気付き、対策を取ることに。

 

 

まずはビタミンDの摂取量を増やした。

もともと毎日マルチビタミン剤を飲んでいたが、ビタミンDだけ量を倍増させた。

 

 

そして、人に会うこと、スポーツの頻度と量も倍増させた。

とにかく予定を詰め、家を出ることに。

活動するようにすることに。

 

 

言いすぎるかもしれないが、「命を燃やす勢いで」やってきた。

人と会うときも命を燃やす勢いで楽しむようにした。

バドミントンをやる時も命を燃やす勢いで楽しむようにした。

仕事をやる時も命を燃やす勢いでやりきるようにした。

 

 

この瞬間に集中し、命を燃やす勢いで楽しむ!

 

そしたら暗闇をマイナスに感じることがいつの間にかなくなっていた。

 

日々の時間も楽しくなってきたような気がする。

 

 

もしあなたがフィンランドに住んでいたら、どのようにこの暗闇の中で過ごしていくだろう?

 

幸せとは?内心にある少しの安らぎ

 

幸せとはどういうものだろうか?

 

考えたことはありますか?

 

 

我々は色々なことをやって楽しい時間を得ようとしている。

 

 

お金を稼ぎ、地位や名声を手に入れようとし、日々何かしら頑張っている。

人に認められようとする。

悩みを減らすように頑張る。

自分がよりよくなるようにする。

 

 

それで、幸せを実感したのはどういうときだろうか?

 

 

大金を手に入れた時に、幸せを実感できるだろうか。

昇進したときに幸せを実感できるだろうか。

人に認められた時に幸せを実感できるだろうか。

 

 

それはあるかもしれない。

幸せの実感。

 

しかし、長続きするだろうか。

次に実感できるのはだいぶ先になるだろうか?

 

 

Continue reading

給料はこの人に会社を離れさせないために会社が出せる最高金額

 

「給料はこの人に会社を離れさせないため出せる最高金額」

 

この言葉は、昔千葉県市川市内での起業勉強会で、ある中小企業の社長が言ってた言葉です。

 

今でも覚えています。

 

 

この言葉は雇用主に対するだけではなく、従業員に対しても通用する言葉です。

 

 

 

雇用主がある従業員に出している給料が月給15万円であれば、「月給15万円以上出す会社が他にあればどうぞ行ってください」という意味をしています。

 

逆に、雇用主が従業員に出している給料が月100万であれば、「月90万円出して、彼・彼女が他の会社に行ってしまったらうちは困る!でも会社の体力的に見て出せる最大金額は月100万円なので、彼・彼女には毎月100万円を渡す」という意味をしています。

 

 

そのため、雇用主が従業員の給料を決める時に、彼・彼女の前職の給料、業界給与水準などを考慮することが一般的ですが、「彼・彼女がいなくなったら『どのくらい』困る?」という質問をもとに判断するのも一つの方法だと思います。

 

 

その答えが「いや、別に困らないよ」であれば、最低水準の賃金でもいいし、極端な話、解雇してもいいかもしれません。

 

逆に、その答えが「めっちゃ困るよ!彼・彼女と同等以上の人材を見つけたり、育てたりするには最低5年間かかる!!」であれば、出せる最大賃金レベルに近い金額が妥当だと思います。

 

 

Continue reading

撰寫公司定款與電子認證

 

(本文原文撰寫於2019年11月22日)

為了在日本登記設立股份有限公司,筆者已經與虛擬辦公室業者簽訂契約,也順利的取得了在東京的住址

請參考文章:居住海外的外國人如何在日本選擇虛擬辦公室

 

 

那麼接下來需要進行的就是撰寫公司章程也就是所謂的「製作定款」還有「定款的認證」

 

 

那麼,在這個時代要撰寫公司定款(公司章程)已經不是那麼困難的事了

並不需要從一張白紙開始一個字一個字寫起

 

在日本有許多免費的網站已經有準備妥當的模板,你只要輸入基本的公司資訊比如說公司的名字、公司的住址、公司的代表人、資本金金額等等的基本資料

那這些網站就可以簡單的幫你把公司的定款漂亮地做出來

 

 

筆者所使用的網站是会社設立freee

 

 

那真的只需要輸入最基本的資料,定款就完成了

然後不僅可以直接下載pdf檔,也可以下載word檔方便日後進行修改

 

 

撰寫定款就這樣完成了。接下來就是要進行定款的認證

 

 

Continue reading

居住海外的外國人如何在日本選擇虛擬辦公室

 

(本文原文的撰寫是在2019年的11月9號)

想要在日本登記股份有限公司就需要寫好定款也就是所謂的公司章程。這個定款也需要經過公證役場的認證

那在寫這個定款的時候,必須要記載公司的住址

 

因此為公司取得一個在日本的住址也就成為在日本登記股份有限公司的時候第一件該做的事

 

 

那是要直接去日本租一間辦公室或者是用其他的形式則是端看需求

 

 

而筆者在日本登記股份有限公司主要的原因(需求)有兩個

 

第一個是希望能夠有一個公司的名義來處理事業,而第二個就是希望能以公司的名義來報稅

 

 

換句話說在寫收據的時候,至今都是以筆者個人的名義來寫,但是希望今後能夠以公司的名義來發收據或者是發請款單

 

那每年在報稅的時候也希望能夠以公司的名義取代個人名義來進行報稅

 

 

那麼以筆者的狀況來看,執行這兩項部分的工作並不需要有一個實體的辦公室

也因此登記股份有限公司其實只需要有一個虛擬辦公室

換句話說就是有一個代表的地址,然後有人在幫你收一些郵件這樣就可以了,並不需要有一張自己的桌子、椅子與辦公空間

 

 

那在網路上搜尋虛擬辦公室的話就可以發現在日本已經有千千萬萬的虛擬辦公室業者

那麼該怎麼從千千萬萬的業者當中選出適合自己的業者呢?

 

 

筆者在選擇虛擬辦公室業者的時候是以下面這幾個條件作為篩選

  • 住址在東京
  • 可以直接從海外申購
  • 可以代替你收取郵件包括掛號郵件
  • 可以在自己本身的網站上直接標註文字住址
  • 可以為你將郵件轉送到海外的住址
  • 費用高低

 

 

那因為筆者在日本並沒有居住地(沒有家),所以嚴格說來這個虛擬辦公室的住址在日本哪裡都可以

但是因為筆者過去長期居住在東京,對東京比較熟悉,而且東京是代表日本的城市,因此認為虛擬辦公室業者的住址在東京會比較好

 

 

第二個因為筆者是居住於海外的外國人,因此必須要能夠直接從海外申購虛擬辦公室的服務

那日本有很多業者並不接受這樣的客戶,所以必須要事先確定這個業者願意接受居住於海外的外國人進行申購

 

 

另外有很多的虛擬辦公室業者並不願意幫你代收掛號郵件

他們會希望你能夠把掛號的郵件轉送到其他的住址,或者是讓郵件停在郵局然後讓你自己去郵局領

這方面筆者當然沒辦法

因此也就必須要確定虛擬辦公室業者有代收掛號郵件的服務

 

 

對筆者而言最重要的條件就是上列的三個

 

 

Continue reading

不居住於日本的外國人也能夠在不前往日本的前提下在日本登記公司

 

(本文原文撰寫於2019年11月)

終於,身為不住居住於日本的外國人的筆者也即將要在日本登記股份有限公司了!

 

 

筆者曾經在日本寄居住過8年,也因此在日本也擁有以自己的名字為名義的銀行戶頭

(有自己的名義的銀行戶頭到時候要登記公司比較方便,但是就算沒有也是可以找委託業者代辦)

 

 

因此,其實只要妥善利用委託代行業者(譬如說司法書士或是行政書士)的話,筆者是可以在不前往日本的情況下,完成在日本登記股份有限公司的手續的(在國外遙控操作)

 

 

首先,其實所有的申請文件都是可以在網路上就準備好的

只要利用「会社設立Freee」或者是「ひとりでできるもん」之類的網站服務的話,從定款(也就是公司章程)到各種的申請書等等繁雜的文件準備也都可以非常簡單的準備好(而且免費!當然你必須要懂日文)

 

 

而真正困難的是「必須要親自前往窗口辦理」的部分

 

 

譬如說,定款(公司章程)在認證完成之後,必須要跑一趟公證役場去領取認證完成的定款

另外在登記公司的時候也必須要跑一趟法務局去遞交申請書與相關文件

 

 

這兩個部分必須要有人前往相關局處去辦理,也因此就無法在網路上完成

 

 

那這部分的話其實只要花錢找委託業者也就可以請他們代替你前往窗口去辦理

只要你能花錢找委託業者的話不管是公司登記的手續部分,或者是公司登記完成之後的稅務署提交文件的部分,甚至是年金事務所提交文件的部分,都是可以請委託業者代為執行的

 

那就全部的流程來看,你自己也就是你本人並沒有必要一定要去日本一趟

 

 

其他像是製作公司印章之類的就更簡單了,只要在網路上買就可以了

 

 

Continue reading

日本登記公司

 

(本文原文的撰寫是在2019年的11月)

為了經營事業筆者在2015年6月在芬蘭登記了Sidora Marketing股份有限公司

在登記之後到現在已經經過了4年又5個月

實在是光陰似箭歲月如梭

 

在經過了第一個事業的失敗之後,現在的Kiitos Shop事業營運開始已經過了2年11個月。到下個月就要滿三年了

能夠做到這裡自己現在也是感到非常的驚訝

 

 

然後在Kiitos Shop的第三年,終於也在這個月開始了全職僱用!

下一個目標就是本會計年度到明年6月為止要達成今年年度的全年度無虧損

 

接著明年的11月希望能進一步僱用第二位全職員工!(新目標)

 

 

 

在種種目標之中,一個想要及早完成的就是日本的法人化,也就是在日本登記公司

 

 

目前我們的營運方式是利用在芬蘭的芬蘭籍公司還有在日本是個人的名義來進行國際貿易與日本商業行為

 

雖然在日本利用個人名義進行事業的營運是可能的,但是畢竟是個人的名義,也會產生許許多多不方便的地方

 

因此希望在今年的冬天能完成日本公司的登記,這樣就能讓事業營運更為順暢

 

那當然在夏天的話因為有旅遊事業要忙,也就沒有辦法前往日本來做這件事情

 

 

Continue reading

借芬蘭政府之力讓Kiitos Shop前往新的階段

 

(翻譯整整晚了9個月的中文文章…汗)

 

之前部落格網站壞掉了,直到10月的今天為止都無法寫新文章……

 

與其說網站壞掉,不如說其實部落格是可以打開閱讀的,但是無法進入管理畫面,也就無法撰寫新的文章

 

在經過一些網路搜尋調查之後發現是伺服器的問題,也終於是順利解決了

所以終於可以重新開始寫文章了!耶!

 

 

 

而今年在Kiitos Shop工作上所設定的目標「全職僱用」還有「全年度無虧損」這兩項方面,本來預期會延到明年但是在本年度似乎是有機會可以達成

 

 

 

首先是Kiitos Shop終於首次要開始全職僱用了!

 

 

Kiitos Shop從開始以來已經過了2年10個月,再過兩個月就要滿3年了

 

在去年(第二年)還有今年(第三年)的夏天分別都有僱用短期打工的員工,但是一直沒有足夠的資源可以開始全職僱用

 

 

這次因為剛好各項條件都符合,而且也滿足了芬蘭政府所訂定的促進就業補助金的條件,因此Kiitos Shop終於可以首次正式的來開始全職僱用了

 

 

芬蘭政府的就業促進方案所指的是只要是去僱用失業超過一定期間的人那麼就可以領取補助金

 

 

而也正因為有這個補助金的協助,Kiitos Shop也才能夠第一次踏過缺乏資源的門檻開始全職僱用

如果沒有這個補助金的話我想全職僱用仍然還是很困難的……

 

 

所以真的是很感謝芬蘭政府

 

 

另外在赫爾辛基市還有Espoo市也有可能另外取得僱用補助金,因此筆者也會嘗試著去申請

 

只要有這些補助金的話就可以加速Kiitos Shop的成長

 

 

而筆者本身呢也就能夠將部落格文章製作的這部分的工作交給全職的員工去處理

自己也就能夠花更多時間在網站的高速化、網站構造的改良、強化販賣戰略還有尋找新商品上面,進而加速Kiitos Shop的成長

 

 

 

Continue reading